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煌帝国第九皇女は変わり者

第3章 迷宮


ヘリオスsid


「兄上も滅茶苦茶な・・・相手はまだ10の女児ですよ・・・おやあなたは?」




姫さんの戦いが始まろうしている時、紅明・・・様(だっけか)がオレに気づいた




「第九皇女紅雷様の従者、ヘリオスと申します」




「へぇ、従者かぁ」




紅覇様も食いついてきた




「・・・あなた、ファナリスですか?」




「え、えぇ。よくお気づきに」




「明にぃ、ファナリスって?」




「暗黒大陸というところに住む最強の戦闘民族ですよ。なんでもその強靭な脚力は獅子の腹を一突き、岩すら砕くと言われています。でもなぜファナリスがここに?」




「奴隷だったところを紅雷様が助けてくださったのです」




「そうですか」




自分から聞いておいて興味なしかよ・・・




そうしているうちに姫さんの戦いが始まった




パッと見明らかに姫さんの方が不利



身長も、体格も、経験も全てにおいて劣っている




「大丈夫か姫さん・・・・・・いやいやオレが信じていなくてどうする・・・!」




姫さんなら大丈夫だ

















紅雷sid



がぎぃん!と金属特有の音が響く




『ふっ・・・く・・・っ』




「なんだ、その程度か」




なんなんだこの人は!




体格差もあって一撃一撃が重たい




もろに食らっては1発で終わる




ならば、こちらは速さで勝つしかない




「!」




ぐっと足に力を入れて一気に駆け出す




懐に入り首を狙う・・・・・・が、さすがに簡単に許してくれそうにはなかった




剣の柄の部分で殴られた



『あうっ・・・』




勢いに乗った私の体はゴロゴロっと転がった




「姫さんっ!!」




「やり過ぎです兄上!」




『・・・っあ・・・』




頭がグラグラする・・・




剣を地面に突き刺してそれを頼りに立ち上がる




あぁ、気持ち悪い・・・吐きそうだ




けど、まだ




『まだ・・・終わってないっ!』




「無茶だ姫さん!」




まだ、獲物は動いている・・・まだ戦わねばならない




『うぁぁぁぁぁぁああああ!!!』



















そこからの記憶は・・・何一つとしてなかった
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