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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第8章 初参戦


「なんて愛らしいんだ…my sweet angel 、オレのhoney」

ホッペにスリスリしてはキスを繰り返すカラ、ちょっと…皆見てるし恥ずかしい…。

「ちょっとっ!カラ松兄さん!?引っ付き過ぎだしさっきから何やってんの!?」

「何だ?いつもやってるただのスキンシップだぞ?愛しいと感じた時はいつもの事だ、さぁタキ部屋へ帰ろうか♪」

カラは雷切と私をヒョイと片手で腰に抱える。

「じゃあまた後でな、brother達♪」

ご機嫌に挨拶をして執務室を出ると部屋へ戻る。
相変わらず部屋へ戻るとベッドでゴロゴロする私とそんな私をこれでもかというほど構い倒すカラ。

『ねぇ…?カラ?もしもよ、もし私がこのファミリーから離れるとか言い出した時…その時カラはどうする?』

「フム…殺す…オレ達から離れて行ってしまうくらいなら殺す」

『フフッ♪ボスと同じ事言ってるしボスが言ってた通りだね。大丈夫、離れないよ…とことんついていくって決めてるし離れる気なんて更々ないから…』

「そうか…」

『でもねカラ、自分の意思とは関係なく、もし私に何かあった時は諦めて許してね…』

「フッ…何かって何だ?フラグが立つからそうゆう事言うのはやめてくれ」

『もしもの話…if だよ、でもそう言う世界でしょ?マフィアの世界ってさ、何があってもおかしくない世界…自分は死ぬ気なんてなくても殺されちゃってるかもしれない世界、マフィアの世界にいる人間は皆そうゆう覚悟持ってるんでしょ?』

「やめてくれっ!!たとえ if でもそんな話聞きたくないし想像もしたくないっ!!どうしたんだ?何故そんな縁起でもない事言うんだっ!?」

あぁ…ごめんカラ…不安にさせちゃってるね…そんな自分の方が死にそうな顔して…そんな顔で睨まれても怖くないよ…。
私はカラのホッペに手を添えて撫でる。

『ごめんねカラ、そんな顔しないで…不安にさせてごめん…大丈夫、私だってまだ死にたくないからね?ただの覚悟の話…なんとなく生き残ろうって頑張れるでしょ?』

きつく抱き締められる、カラ…震えてる…。

「頼むから…絶対にオレの前からいなくならないでくれ…」

『カラ…カラ松…好き…大好きだよ…ずっと側にいるからね…』

なんだろう…発情以外で初めてカラが欲しい、抱いてって思った…なんか不思議な感情…。
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