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【おそ松さん】とあるタヌキの事情

第11章 エチケット袋は必須ですから


赤塚の皆は大丈夫かしら?さっきからウンともスンとも言わないけど…。
チラリと見ると皆と目が合うというか口をポカンとあけている。

『皆?大丈夫?ボーっとしてちゃダメよ?私がちゃんと守るから…踏み込まれたら身体を伏せてね♪怖いなら唄でも唄ってあげるよ?』

カ「だ、大丈夫だ…けど…さっきのはいったい…?」

『ウフフ♪これが私のピーノでの役割♪私は相手の力を吸収してその相手の力を武器にして具現化出来るの、勿論それにはベースになる武器の知識がないとまともな具現化が出来ないけどね、だからピーノでの私の役割は歩く武器データであり歩く武器庫なの、まぁ…白塚の皆しか知らない秘密の力だから赤塚の皆も他言無用だよ♪わかった?』

バタバタ…足音が向かって来てる…多いわね♪

『来るわよっ!!皆伏せてっ!!』

バターンッッッ!!!大きく扉を開ける音と見えた敵の姿を認識するとガトリングを撃つ…撃たれる前に撃たなきゃこっちが怪我しちゃうもんね♪
絶え間なく響くガトリングの凶悪な音。
皆怖いかもね?気晴らしに唄ってあげるね♪私の十八番だよ♪

『Lizzie Borden took an axe♪
And gave her mother forty whacks.♪
And when she saw what she had done♪
She gave her father forty-one.♪』

撃つのをやめる…壁の向こうの敵が姿を見せると撃つ、を繰り返す、馬鹿ね…安易に部屋の外に顔を出すわけないじゃない、こっちの弾薬は具現化時間の間は尽きる事はないのだから。

『姿見せなきゃ待つだけよ~?いくらでも待ってあげるけど、そんな所にずっと隠れてても戻って来たボス達に殺されちゃうだけだよ~ウフフ♪大丈夫だよ?ちゃんとお仲間さんと同じように一瞬で蜂の巣にしてあげるからね♪』

いるのはわかってるんだけどな~…。

『Lizzie Borden took an axe♪
And gave her mother forty whacks.♪
And when she saw what she had done♪
She gave her father forty-one.♪』
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