第11章 エチケット袋は必須ですから
知ってた?タヌキって以外と木登りとか高い所に登るのって得意なんだよね、んしょんしょと柱をよじ登ってたどり着いたのはシャンデリアの上。
結構足場が広い、下からは見えない位置で丸まる、でもこっちからは丸見えwww
私がこんな所にいるなんて想像もつかないでしょうね♪
足音が聞こえる…誰か来た…。
「カラ松くんっ!!いたかっ!?」
カ「いや…こっちにはいなかった…」
「クソッ!!どこへいったんだっ!?タキ…見付けたら…お尻ペンペンじゃ済まさないぞっ!!」
カ「落ち着くんだカラさんっ!そんな事言ったらもっと出て来ないぞっ!?」
本当よねー、お尻ペンペンじゃ済まさないなんて聞いて誰が素直に出ていくかっ!!
んっ?カラのスマホが鳴ってるわね…。
「あぁ…オレだ…何っ!!わかったすぐ応接室に向かう!」
イラただしげにスマホを切る。
「クソがっ!!こんな時に…」
カ「どうしたんだ?何かあったのか?」
「ああ…襲撃だ、屋敷の敷地に入られたっ!!応接室に向かうぞっ!!」
マジでっっ!!ヤバイじゃんっっ!!待って私も行くっ!!
立ち去ろうとするカラに向かって飛び降りる。
『ヴーッ!キャンッ!!』
「えっ!?うわっ!?タキっ!?お前どこから…いや、今そんな事言ってる場合じゃないな、行くぞっ!!」
私はタヌキのままカラに抱えられて応接室へ。
「ちょっとっ!遅いよ兄さん達で最後っ!トラップ発動させるよっ!」
「いいか、お前ら緊急事態だ、タキ…赤塚の皆がいても構わないからアレ出せっ!」
ボフンッ!!
『カラ、上着貸して』
カラが貸してくれた上着をしっかりボタンまで留めて着る。
『OK 、ボス』
それぞれ白塚の皆の力を吸収して武器を出す。
そして最後は私のガトリング。
「任務だタキ、お前はここで赤塚の皆を守ってろ、入ってくる敵は蜂の巣にして構わねぇからな♪」
『了解ボス、皆気を付けてね?いってら~♪』
白塚の皆が応接室から出て行った。
『赤塚の皆は危ないからソファの後ろにでも隠れててね♪』
ボフンッ!!!耳と尻尾を消して扉から離れてガトリングを構える、後は敵の襲来を待つだけ。
外から爆発音が聞こえる…マシンガンの音もしてる、応戦してるわね、なんだかワクワクする♪