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1人の姫と4人の王子

第3章 人は心が黒くなってる奴が多いいから………


誠「お前………今まで何があったんだ⁉︎」

しゃ、喋りすぎた…………

今までのことは、無かったことにしよう‼︎うん、そうしよう!

明結「・・・・・・・・・・・」

誠「はぁ また、喋んねーのかよ」

私は1度もあなたと喋って無いですよ〜

誠「さっきまで喋ってたじゃねーか」

ううん、喋ってないよ〜

威土兄とは目を合わさずに下を向いて私は歩いている

誠「何なんだよお前は……急によく喋ると思ったらすぐ黙りだして………」

あーうつむいちゃった。まさか、泣くとかないよね?

誠「普通に無視されるより寂しくなるじゃねーか」

えっ?……………ウソ………………


半泣きじゃん‼︎


明結「な、泣いてる?」

誠「べ、べべ別に泣いてねー‼︎」

いやいや、目に涙めっちゃ溜まってるからね!バケツから溢れそうな水みたいになってるからね!

#NAME1「はぁー泣かなくてもいいじゃん」

男のくせに弱すぎだろ!
男ならどんとしてろよ!

誠「だから泣いてねーって言ってるだろ‼︎」

はいはいわかりましたよ。

あっ、公園が見えてきたもうすぐ家だーー!
この時間ともやっと終わることができる

明結「じゃ、私の家すぐなんで」

誠「あぁ?そうかじゃあまた、明日な」

やっと静かな私だけの空間が戻ってくる〜♩♩

誠「おい!返事ぐらいしろよ‼︎」


無視〜♩無視〜♩無視〜♩

カタンッ

んー?何の音だろー?

まっ、いっかーどうせ威土兄が何か落としたんだろー


誠「明結!お前携帯落としたぞ!」

なっ!私の大事な携帯ちゃん!

明結「か!返せ!」


私が威土兄の手から携帯を取ろうとしたが手を上に上げられ中々届かない

なぜ、私は男より身長が低いんだ‼︎


誠「なぁ、メアド交換しよーぜ」

そう言って威土兄は自分の携帯を取り出した


明結「ちょーしのんなよ威土兄!私の携帯にお前みたいな奴のメアド何かいれたくねー‼︎」
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