第47章 【浮気性】×【喧嘩】
「…少し、取り乱しちゃったみたい。ごめん。」
彼女にハンカチを差し出すと、受け取って涙を拭う。
「大丈夫…それで、あの、さ、」
「改めて、言わせて。…俺、やっぱり雨衣が好き。今まで愛されたくて、色んな女の子と仲良くしてたりしてて。でも、やっぱり、誰と居ても雨衣の事ばっかり考えてた。でも、今改めて気付いた。そんなの求めなくても、俺はもう愛されてるって。」
「だから、また俺の手を取ってくれませんか。」
正直、取ってくれるか怖い。
でも、きっと。彼女となら、
「…うん。…私だって、蒼依の事を嫌いになんてなれなかった。
1度好きになっちゃったらもう、引き返せないみたい。」
何度でも手を取り合って行けると信じているから。