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色々彼氏 。【短編集】

第44章 【再会】×【許されない関係】


「…ん………ぁ……っ、ねぇ…キス、してよ。」

これが最後なんだから。それくらい、良いでしょう?
本当は、別れたくない。さよならなんてしなくないのに。

どうして――


「蒼依、大好き。ずっと一緒だからね!」

蒼依の事が、ずっとずっと大好きだった。
この人が私の運命の人なんだと、信じて疑わなかった。

でも、彼の運命の人は私じゃなかった。


高校を卒業して、お互い別の道を進んで離れ離れになった。
いつか再会して結婚しようと2人で決めたのに、友達から蒼依が結婚すると聞いた。

それを聞いた後同窓会で再開して、私達は体の関係を持つことになった。
結婚するなんて信じられなくて結婚の事を聞いたら、本当だと言われてしまった。

それからどうしてか、良く会うようになった。
会う度に蒼依が遠くなっていく気がして、何度も蒼依を求めた。

何度体を重ねても、それが変わることは無かった。


ある日、冗談で提案をした。
「ねぇ、いっそ私と付き合ってよ。」

本当に冗談だったのに、付き合う事になった。
それが信じられなくて嘘だと言い返したけれど、嘘じゃないと言われた。

だから私は、その言葉を信じた。
…私には、蒼依が何を考えているのか分からなかった。


良く分からないまま、その関係は続いた。
お互いの事は何も聞かない。何も言わない。

偶に2人、バレないようにどこかへ出掛けたりもした。
いけないことだと分かっていても、少しだけ楽しかった。

最低な恋だけど、私は嬉しかった。
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