第3章 第2話 ウイスキーピーク
「ん?人の声がする。」
そう私が言った。
「人か!?人なんだな?!」
そうウソップは確認するように何度も聞いてくる。
その時ー。
「ようこそ!!!歓迎の町ウイスキーピークへ!!!」
そう、私達を歓迎する町の人たちがいた。
「おお?」
「何だ化物どころか歓迎されてるぞ俺達。」
「どうなってんだ……!?」
そうみんな歓迎されている事に驚きを隠せなかった。
「海の勇者達に万歳!!!」
そして、可愛い女の子を見つけたサンジくんが目をハートにしていた。
「か……かわいい娘もいっぱいいるぜ……!!」
「感激だァ!!!……やっぱ海賊ってのはみんなヒーローなんじゃねぇのか!!?」
「うおおおおおーーーーーい!!!」
みんなはすっかりこの空気に流されていた。私はといえばどこかこの空気に馴染めず、そして昼間の疲れもあって船から降りることはなく、船の中で休息をとることにした。この時の私の行動は結果的に自分を救うことになることはこの時は知らない。