第14章 14.素直
松本先生との用事を済ませて、
3年の教室に向かった。
自分でも何をしてんのか分かんない
けど、たぶん相当イラついてる。
「あ、いた」
目の前には眠そうに歩いてる、
の幼なじみである大野先輩
大野「んあ?なぁに?」
「あ、えっと……の友達で」
大野「…………出来たんだ、ちゃんと」
「………先輩は気づいてますよね?」
大野「……なにが?」
なるほど。この人は素直じゃない人
「先輩、嫌いです」
大野「あら……嫌われちった?」
「すいません、素直なので」
大野「いいんじゃない?素直……」
いや、我慢強い人なのか