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イケメン革命 もし、こんな事が起きれば

第3章 もし、アリスが妊娠したら(ランスロット)


【アリス日記】

私は今、執務室のドア前にいる。
実はドアの前にもう15分を立っている。
執務室の中にはランスロット様が仕事をなさっている。

なぜ、私はこんな状況にいるのか。今から1時間前。

「カイル・・・」
「ん?アリスか、どうしたそんな顔して」

実は私は昨日のお昼から体調崩していた。けど顔に出る程崩していた訳でもなかった。
でも夜、一人で横になった時に急に体調が悪くなった。
でも誰にも言わずに耐えた結果、一睡もできずに今。

昨日のお昼から体調を崩していた事をカイルに話した。
カイルはクレイドル1腕の良いお医者さん。

「あのなぁ、俺は医者だぞ?」
「ごめんなさい」
「横になれ診てやる」
「ありがとう、カイル」
―――
「アリス。心して聞けよ」
「・・・うん」
「アリス。おめでとう」
「えっ!?」

私はカイルの言葉に目を丸くした。

「おめでただ」
「本当に言ってる?」
「あぁ」
カイルはふっと目元を和らげた。

ランスロット様との子供はとても嬉しい。・・けれど
その反面に不安な気持ちもあった。
(ランスロット様はどう思われるだろう)

「おい、アリス。大丈夫か?この世の終わりみたいな顔しているぞ」
「本当?ごめん・・・」
「ランスか?」
「どうしてわかるの?」
「お前のその顔から予想が着く。お前がそんな顔する事はない」

カイルはアリスの頭にぽんっと手を置いた。

「カイル。ありがとう、私、ランスロット様に伝えてくる」
「あぁ、行って来い」

そうして、執務室の扉の前にて今に至る。
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