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テニプリ 短編

第27章 イチャイチャ【 幸村】


「ねぇ、せいな。俺とイチャイチャしよう」
一言俺がせいなに言うとせいなは一瞬で
は?みたいな顔をした

『えっと今、精市が私に抱きついてるのはイチャイチャに入らないのかな??』

「ん?勿論入るよ。でももっとイチャイチャしたいんだよ、俺。」

『え、例えb…』
俺の腕の中にいるせいなが言い終わるのを前に俺は
せいなの顔をこちらに向かせキスをした

「例えば今みたいのかな」
俺が少し不敵にニヤっと笑えばせいなは顔を赤くした
まったく、いつもキスくらいなんて事無くしてるのに
やっぱり不意打ちは弱いのかな?

『あのね、誰でもいきなりキスされたら顔くらい赤くするよ…!』
「あれ、俺の心読んだのかい?」
『そんなの出来るわけないじゃん、大体意地悪する時の精市が考えてることくらい分かるよ』

まだ顔を真っ赤にしたせいなが俺にそう返した

「なら意地悪しないでイチャイチャするかい?」
俺が楽しげに微笑みながらせいなに問うと

せいなは
『まだその方がいいかな』なんて笑って返した

俺はせいなのそのセリフを聞いて、真正面から改めてせいなを抱きしめた

「せいなはこっちの方が好きなんだね」
と、次は意地悪くせいなの耳元に囁く

『…!?だから意地悪しないでってば…!』
せいなは悔しいのか恥ずかしいのか俺の腕の中でじたばたしている

「こらこら、動かないのー大人しくしなよ。これ以上大人しくしないと襲っちゃうよ?」

この俺の一言でせいなはまた顔を真っ赤にして
大人しくなった
んー、やっぱりせいなははずかしがりやだなぁ…

『そんな破廉恥なことを簡単に言うな…!』
「やだなー。そんな真田みたいな事言わないでくれよ」
思わず笑が零れる

やっぱり好きな人と過ごす時間は楽しいね
意地悪するのだってとても楽しいよ

俺は何気なくせいなの首元に顔をうずくめ鎖骨当たりに少しだけ力強くキスをした

俺はニヤリと、笑いながら
「よし、今日はもっとイチャイチャしようか」
と一言せいなに言った

【完】
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