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テニプリ 短編

第24章 積極的【乾】


今日はいきなり雨が降った。
練習だった俺達テニス部はやむおえず部活は急遽終了
時刻はまだ昼を回っていない
せっかく時間があるんだたまには俺からせいなを誘ってどこか行こう

そう考えた俺はせいながまだボールを片付けている部室に向かった
「せいな、お疲れ様」

部室に入ると同時に俺はせいなに声をかけた

『あ!貞治か!うんありがとう。貞治こそお疲れ様』

「あぁ、ありがとう。ところでこのあと暇か?」
『うん、暇だよ??』何かあるの?と付け足して言ってきた
「いや、暇なら久しぶりにどこか行こうと思っていたんだ。で、暇か?」
俺が説明すると、なるほどなんて頷きながら『暇だよ!』なんて笑顔で返した

「なら、早くそれを終わらせてしまおう。俺も手伝うぞ」
そう言って俺はせいなから一つボールかごを取り片付け始めた

俺は片付けながらせいなにどこに行きたいか聞いた
『んー、特にないかなー。でもご飯食べに行かない?片付け終わったら丁度いい時間だと思うし!』

せいなのその提案に俺は賛成した
「あぁ、そうだな。この間せいなが好きそうなパン屋を見つけたんだ、そこに行ってみないか?」

俺が言い終わった瞬間せいなは

『いくいくー!』なんて目を輝かせて返した

せいなはほんとに食べ物に目がないな…
これでまたデータの確率が一つ変動した

「フッ…そんなに腹が減ってるのか?」
少し微笑みながらせいなに問うと

『それもそうだけど、久しぶりに貞治とご飯だし!それに貞治から誘ってくれたから!』

この一言で俺はもっとせいなの事が好きになった
あぁ、可愛いな

「そんなに嬉しかったのか?」

せいなは即答で

『うん!』と満面の笑みで俺に返した

そんなせいなを俺は撫でてやった
そして

「これからはもっと俺も積極的になろう」なんて事を思った。
俺がどこかに誘うだけであんなせいなの笑顔が見れるならたやすい事だ

「ほら、早く終わらせて食べに行くぞ」
俺が一言そう言うとスグにせいなは片付けを頑張った

単純だな…だがそんなとこも可愛いな

【完】


他のより特にgdgdですみません!
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