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テニプリ 短編

第21章 告白シリーズ【柳】


俺には幼い頃から想いを寄せている奴がいる

だがソイツ、せいなは俺の気持ちに全く気づいていない…
アピールは毎日しているつもりだ、しかもかなりわかりやすく

なのにせいなは気づかない…部のみんなも正直呆れている

だが俺のデータによるとせいなも俺のことが好きな確率94%
うむ、ほぼ当たりと言っていいだろう

だから俺は今日せいなに告白をする

既にせいなには放課後話があるから部活に行く前に少し時間をくれ、そう伝えている

なのでせいなのいる教室に向かった

教室に入るとそこには荷物を片付けているせいながいた

『あ、蓮二。早速だけど話って何かな??』

きょとん、とした顔せいなで聞いてきた

「あぁ、ちょっとな。大事な話があるんだ」

『おっ、なになにー?』
少しウキウキした声でせいなは返してきた
相変わらず呑気なやつだ、なんて内心笑をこぼす

俺とせいなしかいない教室で俺はせいなと距離をつめ

目を見て

「俺は幼い頃からせいなが好きだった。俺のデータによるとせいな、お前も俺のことが好き何てデータがある。もしこのデータが当たっているなら俺と付き合ってくれないか?」

そう言うとせいなは

『私も昔から好きだった…昔から両想いだったんだね…!』
なんて嬉し涙を流しながらそう言った

「これからは幼馴染、ではなく恋人としてよろしくな」

頭を撫でながらそう言ってやるとせいなはまだ泣きながら『うん!』なんて答えた

「せっかくだ、明日は午前練のみだ。どこか一緒に行こう」
やっと付き合えたんだからな そう続けていうと

せいなは
『いいね!蓮二の行きたがってた新しいカフェ行こうよ』

なんて俺の行きたがってたカフェを覚えていたらしくそう言ってくれた

「覚えていたのか」

そしてまた、それが何気ないことだが凄く嬉しい

「当たり前だよ!蓮二の事はある程度覚えてるよ」

好きな人に自分の事を些細な事でも認知されているのはどんな関係であっても嬉しいものだな

明日が楽しみだ

【完】
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