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テニプリ 短編

第12章 告白シリーズ【丸井】


放課後の教室

そこには俺とせいなの二人だけ

夕日が窓から俺たちを照らす

教室には冷房が効いて涼しいはずなのに汗が止まらない

俺は不思議と止まらない汗を無視しながらこれから
せいなに告白する

心臓が高鳴る、

不安定と期待が混ざった感情に俺は落ち着くことは出来ねぇ

「な、なぁ…せいな、 俺は今からとんでもなく大切なことを言うぞ。しっかりきいてろよぃ?」

少し震えてる声を絞り出してせいなに話しかけた

するとせいなは『うん?』なんて少し不思議そうに返してきた

俺は「ふぅ」と息を吐いてせいなのを目を見つめて
口を開いた

「俺はずっとせいなが好きだった、俺と付き合ってくれねーか?絶対せいなを幸せにしてやるからよ! 」

顔が熱い、いや体が熱い。

体温が上がっていくのがわかる

俺のこの告白を受けたせいなは少し下を俯いてる

そのせいで表情が見えない

ま、そのお陰で俺のこんな無様な顔見られなくて済むんだけどよ…

少し沈黙が続いた

するとせいなが顔をあげて

『私も丸井くんの事好き…こんな私で良かったら是非付き合いたいです!』

せいなは顔を真っ赤にして大きな声を出したそう言ってくれた

俺は嬉しくて嬉しくてついせいなを抱きしめた

「幸せにしてやるからな、大好きだぜせいな…」

抱きしめる力を少し強めたらせいなは俺の背中に腕を回してくれた

そこで小さく『私も…』なんて言ってくれた一言を俺は聞き逃さなかった

やっと俺はずっと好きだったやつと結ばれた、そう思うと余計せいなを好きになっていく

これから幸村くんにもジャッカルにも皆にもせいなの事は指1本触れさせねぇ!

やっとせいなは俺の彼女になったんだからよ

もう一度また抱きしめた力を強めた

そしてせいなの首に顔をうずくめた

【完】
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