• テキストサイズ

夢物語

第2章 事件発生


赤司が呼んだ車にが乗車し、発車した所で赤司は大きく息を吐いた。

「よく抑えきれたね、赤司くん。」
「俺でも思うよ…。」
「あんなにちゃんが甘えてくることないものねー。
でも残念だわ。」
「そうだねー。俺達も卒業してから会えてなかったからなー。」
「でもホテルって、すごいよな。
赤司以外にいるなんてよー。」
「あぁ、新一くんの同級生に鈴木財閥の娘がいるんだよ。
たぶんその子じゃないかな。」

違和感が少しあった。
でもそれを気のせいだと、頭の中で赤司は打ち消した。











洛桜ホテルは、赤司と泊まるホテルとは違ってある意味で豪華である。
それは鈴木財閥が建てたものだからだろうな。と口には出さずに考えにふける。
今更ながらに、部活のジャージで来てしまったことを恥ずかしいと思いながら奥へと進んでいく。
広がった先の空間は、海を一望できる場所で思わず綺麗だなんて口が開く。
そんな場所にカウンターもあり、美人のお姉さんが座っていた。
だがそんなお姉さんの隣にあった看板には思わず苦笑する。

(ホテル宿泊者以外の方の声掛け禁ずる。
なんて初めて見た。)

そりゃ、こんな美人なお姉さんがいたらナンパ目的で声かける人いるだろうな。なんて。

「すみません、工藤新一の姉ですが…。」
「!
お待ちしておりました、工藤様ですね。
こちらがルームキーでございます。」

何故だろう、違和感を感じた。
こちらを見て笑っているのは確かだ。
だが、手が震えている、視線が色んな所から感じる。
それは全てジャージのせいだと、教えてもらった部屋の番号を口ずさみながらマップを見ることに。
崖の所に立っているからなのか、現在いる場所が最上階らしい。
奥に進めばパーティー会場。
そして…。

「一番下って…。」

相変わらずセンスのない弟に苦笑しながら、たったの5階分だと階段を使うことにしたのだった。
1階降りたぶんはにも感じなかったのだが、少し奥まったところにあった階段は証明が消されていて、真っ暗。
見えるの非常用の照明だけ。
危険だと引返す前にの後ろに人が立ち、頭の上に棒が振り落とされていた。

/ 5ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp