第12章 最終章【完】:卒業しても、ずっと・・・
「ねぇ。本当にこれで良かったの?断るなんて。プロとして認められるチャンスだったのに。勿体無いなぁ。」
「いいんだよ。認められなくても。プロになれなくても事務所で社長秘書として活動していれば。それに、美人で可愛いマネージャーさんが傍にいればそれだけで嬉しくて、興奮するし。ムラムラする・・・」
「やだ。葵の変態。スケベーーー恥ずかしいよ。」
高校卒業した後、葵は雇われてた事務所を解雇。あの時たまたま訪れてた偉い人にスカウトされたのに、断って自分で事務所を二軒建てて、新米の卵とプロを目指す老若男女の面倒を監視したりする若社長とになりました。他にも色々やってますが。ちなみに私は、マネージャーと秘書だけでなく他の仕事のお手伝いにアシスタントも担当して忙しく過ごしてます。実は私達ーーー既に結婚して、家族で幸せに暮らしてます。二人だけではなく
「恵夢にはいつか、プロとして活動する日がくるのかもしれないわね。」
「その時はその時だな。」
「えぇ。そうねーーー」
『末長く、幸せでいられますように。永久の愛をーーー物語に。』
~FIN~【完】