第11章 平和……?
加州「もしかして……寂しいの?」
「別にー……寂しくなんてありませんよ。一人なんて慣れてるもん。それじゃ、歌仙さんと兼さんにお食事を持っていってね?」
加州「主の分はどっちの部屋に運んでおく?」
「三人で食べたいし歌仙さんとこ……いや、やっぱりいい。食堂でみんな食べてるんでしょ?そっちに行く」
二人だけの食事になることには頭を下げて謝りたいが、審神者としてより深く刀剣達と仲良くならないといけないんだ。
まだ警戒している人もいるだろうし、いつまでも寝ているとは思われたくない。
加州「でも、結構食事を終えて部屋に戻ったりお風呂にいったりとみんなバラけてるよ」
「ですよね。でもまだいるのなら……」
加州「ほとんどいないと思うけど……それに主、首のそれおおっぴらにして見せに行く気?あまりおすすめしないよ」
つい忘れそうになっていたが、今の私の格好といえば女として義理セーフかな、くらいのものだった。
大きめのシャツ一枚に首には赤い痕……やばい痴女だ。