• テキストサイズ

食戟のソーマ

第5章 食戟


side

次の日の朝、皆で食堂に向かったら幸平くんが椅子に胡座をかいて座ってた。

幸平くんは一色先輩に第七席をかけて勝負をしたいらしい。
そんな幸平くんに一色先輩が説明をする。




遠月の"勝負"







わああっと盛り上がる会場、ここで料理対決が行われていた。

薙切えりなVS【ちゃんこ鍋研究会】主将の豪田林清志の対決。


豪田林「我らが【ちゃん研】は学園創立期から続く由緒正しき研究会でごわす。それを潰し何を建てると申される?薙切くん…」

えりな「私専用の調理棟(六棟目)ですわ。五棟目が手狭になってきたので─」

流石、薙切えりなである。専用の調理棟(これで六棟目)を作るとは…

当たり前だが、この行動をちゃん研は許す筈がない。

豪田林「ふざけんなよ…」

豪田林「あの建物には先輩方が育んできた食への情熱と歴史がつまっている!それを踏み躙ろうとは」



「貴様それでも料理人か!!」


「そうだ!」

「暴挙を許すなー!」

ちゃん研のメンバーも主将に続き、怒りの声を上げる。

薙切えりなは溜息を吐いた。


えりな「ここ数年めぼしい実績は特になし。過去の栄光を謳うばかりの研究会など」

えりな「遠月には不要かと思います」


豪田林「権力を笠にやりたい放題…もうお前をのさばらせておけん…」


豪田林「俺が勝ったら第十席から降りろ!勝負でごわす!!薙切えりな!」

本気の宣戦布告。

えりな「では私が勝てば、予定通り建設を進めます」


帽子をかぶり、余裕の笑みを見せて─

えりな「手合わせ致しますわ」

えりな「豪田林先輩」





ーー


一色「─もともとこの【勝負】の仕組みは、学生の揉め事解決の為に制定された」

一色「そこにはいくつかの決め事があるんだ」

何も知らない幸平くんは興味津々に聞く。

一色「創真くんが僕の第七席を欲して勝負を挑むなら、それに見合う【対価】を君も差し出さねばならない─」

一色「そうだね…七席に釣り合う条件となると」


一色「君の退学を賭けても足りないな」


創真「マジ…!?」

それを聞いて驚く幸平くん

てか、ホントに何も知らないんだなぁー
/ 33ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp