第4章 遠月十傑評議会
創真side
一色先輩の料理【鰆の山椒焼きピューレ添え】
もしかしての仮説だけど…
創真「ひょっとして先輩のお家は割烹料理のお店何か?」
一色「…なぜそう思うんだい?」
興味深そうに言う先輩。当たっているのか?
創真「【鰆の山椒焼き】は和食では定番メニューだしこんな仕事…そこいらの店じゃ出来ないですしね」
ほくほくと繊細に焼き上げられた鰆の身。春キャベツをベースにしたピューレの意外性。
しかしこのとろりとした柔らかい甘みが鰆にピシャリと合ってる!
春が旬の『鰆』と『春キャベツ』…互いが美味さを高め合う組み合わせ…
まるで春の陽気みたいな華やかさだ!
鰆─
創真「よし!ゆきひらの裏メニューその20が使える!」
「ゆきひら…?」
綾瀬はゆきひらとは何か、尋ねた。
創真「ウチの実家の定食屋っすよ!俺も食材は【鰆】でいきます!」
鉢巻をして、気合を入れる。コイツは欠かせない。
創真「ゆきひらの人気メニューを」
創真「先輩と同じく春をテーマにお届けしますよ!」
春の生命力溢れる木々の姿をこの一品で伝えよう…!