第9章 バレー
あれからしばらくして凛ちゃんはマネージャーとして入部
仕事のおぼえも早くてほんとに助かる
バレーが好きなんなんだなあとつくづく感じる
練習をみているときなんだかきらきらした羨ましそうな目でみている
なんだかわたしみたいで
またバレーがしたいってコートに立ちたいって訴えているようで
「凛ちゃんバレーしたい?」
ふいに出たその言葉に
「バレーしたいけどできないんです。わたしはもうコートに立てない」
と言った
コートに立ちたいけど立てない
聞いてはいけないことを聞いただろうか。
「歌恋ちゃん!球出ししてよ!レシーブ練!」
及川に呼ばれつけてたノートをベンチにおいて小走りでコートに向かう