第6章 マネージャー
かれんちゃんのジャンプサーブ
何度も何度もみんなかれんちゃんのジャンプサーブにはびっくりしている様子
楽しそうかれんちゃん。
女子ではかれんちゃんはズバ抜けて威力もあるしスピードもあるサーブ。
下手したら男子も顔負けだったサーブ
レシーブで返って行ったボールを見つめるかれんちゃん
その時オーバーで構えたかれんちゃんがトスを上げた
俺は身体が勝手に動いて
バシンッ
スパイクを打った
「スッゲー。妹ちゃんもすごいけど1年もすごいな」
「あいつセッターって言ってなかった?」
先輩方から聞こえる声。
かれんちゃんのトスはブランクがあるとは思えないほど綺麗で打ちやすい
かれんちゃんのセットアップは好きだ。
「かれんちゃん。マネージャーになってください。」
目の前のかれんちゃんに言うと
「え?」
部員たちが集まってくる
「俺からも頼むよ。かれん。うちにはマネいないし、お前は練習相手にもなるし、たまになら練習に混ぜてやれる。バレー、まだすきだろ?」
と綾瀬さんがかれんちゃんへ
「大好き!」
とかれんちゃんが言う
やっと聞けたかれんちゃんの本音を。
「かれんちゃん。俺たちがかれんちゃんの夢、、、全国に連れて行ってあげるよ!」
この学校には女子バレー部はないけど、、、
「うんっ」
やっぱりかれんちゃんは笑顔が似合う女の子だ。