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いちご☆恋模様

第10章 涙と笑顔


「・・・・・・ふぅ・・・・・・」

プールから上がり更衣室に向かう途中で俺は大きく息を吐いた。この前凛に俺のメドレーリレーへの思いを伝えた。その後の凛との勝負にも勝った。

それなのに・・・少しずつ少しずつ肩に違和感が蓄積していっている気がしている。
あと少しだけ・・・あと少しだけでいい。どうにかして持ちこたえてほしい。
こんな風に練習を早く上がったりして、凛も変だと思ってるんだろうか。いつまで隠し通せるか・・・


もう一度小さくため息をつくと更衣室のドアを開けた。そこでふと思い出した。

(ヒカリ・・・あいつ今日途中からいなくなったよな・・・)

俺は遠くにいたから詳しくはわからなかったが、何か岩鳶の奴らで揉めてるような感じだった。普段うるさいのがいなくて少し拍子抜けというか・・・まあでも俺には関係ないけどな・・・

そんなことを考えながら更衣室の中を歩いていた時だった。
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