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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第8章 冷静なリーダーと嬌艶な夜


特に大きな仕事もなくゆったりと時間が流れる


「聞いてくださいよ〜
昨日カフェでコーヒー頼もうとしたら
前のお姉さんが呪文唱えてたんです…
そろそろ魔法界から侵略されそうですね…」


エリオットかわいい…
あと、それは呪文じゃない…


「では、それに対抗する呪文を
唱えなければいけませんね
例えば…コーヒーミルク マンドラゴラ タランチュラ オーガニック カルパッチョ
なんてどうです?」


フィルさん…
実際に出てきたらゲテモノですよ…
しかもコーヒーで始まって
カルパッチョで終わってますよ…


「それが対抗呪文なんですね〜!
今日早速使ってみますね〜!」


「ブッ……」


あっ、オリヴァーが一瞬吹き出して
笑いを堪えるのに必死になってる…


ガチャーー


「全員いるね?仕事が入った
しかも全員でやる仕事だみんなこっちに」


ホールさんが足早に部屋に入ってきた
私達はホールさんのデスクの近くに寄る


「はい、これが資料だよ
場所は近いね歓楽街のVIP限定ナイトクラブだ
ここに4人潜入してもらうから
後の1人はここで指示をだしたり
情報の確認をしてほしい」


ピリッとした雰囲気に変わる


「それでしたら私がここで指示を出しますが
それでも良いですかホールさん?」


「ああ、それは助かるね頼んだよフィル
それから2人ペアで組んで潜入してほしいいんだ
俺が勝手に決めたんだけど
オリヴァーとエリオットのペア
ティナと俺のペア でいいね?」


「別に構わねーよ」


「オリヴァーとペアですね!了解です〜!」


初めてホールさんと仕事するな…


「宜しくお願いしますホールさん」


「ああ、宜しくねティナ
それでオリヴァーとエリオットは
クラブ周辺の見張りなんだ
だから実際に潜入するのは俺とティナだね
各自資料をよく読んでおいてね
今日の18時にここを出るよ」


相変わらず仕事が突然だよね…


「それでティナなんだけど
少しだけ個別に話したいことがあるんだ
会議室に行こうか」


「わかりました」


そのままホールさんついて行く
部屋を出て会議室に入る


「さぁ席に座って
今回の仕事は…
ティナは女の子として仕事してもらうんだ…
それでもいいかな?」


なるほど… そういう事か!


「だからペアがホールさんなんですね
大丈夫ですよ」
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