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突然ですが、これから貴女は諜報員です。

第7章 不定期開催のアレが…


「おいホール!報告会行かねーのか?」


「二週間前に行ったばかりじゃないか
月1であるんだよ」


「じゃあ、lexxの外にホールの女がいたぞ
早く迎えに行ってやれよ」


「俺に女はいないし、どうしてそんなに
俺を部屋から出そうとするんだ?え?」


「それは、ストレスが発散できねぇからだ
早く報告会に行けよ」


容態が回復して次の日には
調査偵察班の部屋で仕事をしている

いやいや…
ホールさんがいなくなったら…
オリヴァーはまた…


コンコン


「失礼しま〜す♡
調査偵察班リーダーのホールさんは
いらっしゃいますか〜?♡」


あれ…? 女の人だ
でもここって女性立入禁止…
…って、まぁ私も女だけど


「きゃ〜!! ほら見てよ!!
イケメンしかいないわぁ!!」


「私は美しい銀髪のフィルさんがいい!
漂う大人の色気があるもの…♡」


「私はエリオットくんかな〜!
なんと言ってもあの可愛さが堪らない…」


「何言ってるのよ!
オリヴァーさんが1番かっこいいわ!
燃えるような髪と瞳…
とても情熱的だわぁ…♡」


「いやいやどう考えても
ホールさんが断トツでかっこいいわ
あの落ち着いた雰囲気に
2部署連続でリーダーの成績…
結婚したいわぁ…」


ドアの外からヒソヒソと黄色い声が聞こえる
いや、本当に
その反応は正しいと思います
私も配属された初日は驚きましたから…

でも今となっては…


「ほら!!ホール行ってこいよ!!
呼ばれてんぞ!!ヒューヒュー!!
モテ男!!戻ってくんな!!」


「それなら始めますか
ほらエリオットも仕事放棄してください」


「やった〜! 今回は何しますか〜?
前回のドッキリもなかなかでしたよね〜!」


今、目の前で繰り広げられているのは何だ
毎日多種多様なイケメンを見ると
目が慣れてしまって
こんな景色ばかりが残る


キャーー!!
と女の人達が嬉しそうにしている

今度はどうしたんだ


「ほら見てあの子!レンくんの弟くん!
ティナくんって子じゃな〜い?♡」


「ほんとだ!レンくんに似ていて
すっごくかっこいいわぁ〜♡」


「美少年寄りの
また新しいタイプのイケメンね♡」


レンの知り合いなのか…?
女の人たちは白衣を着ているから
レンと同じ化学研究班だろう

…女の私に惚れても意味無いよ
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