第22章 弍点イ 給料〜信長〜
「昼餉を食べ終わったら、少し部屋にいて、そのあと少し城下をお散歩してます。」
「共も連れずにか?」
「まあ。そうなりますね。早めに帰って来るつもりなので……」
と出ようとした時
「待て。」
信長様が私を後ろから抱く。
「え!?あ、あの……?」
「……やっぱりなんでもない。」
と言って、信長様は離す。
私は、すぐに退出をした。
「え!?い、今の何……!?」
私は、両手を頰に当て温度を確かめる。
心がうるさい。
いろんな曲が鳴る……。
熱い。
絶対真っ赤だ。
うう(泣)
【信長目線】
なぜあんなことをしたんだ?
ただ、あやつがいなくなるのを拒んでいた。
この感情はなんだ?