第40章 ト短調 あなたは……?
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「織田と戦を始める。」
!?
百合子と佐助くんに助けてもらって広間にきた私たちに伝えた謙信様の言葉に体が凍りつく。
「謙信様、私と姉上はそんなこと知る必要はないと思うのですが……?」
「それが無理だろう?なあ、咲良。」
やはり、人質の私は今回の戦に重要な駒何だろう。
「姉上どう言うこと?」
「百合子。私、織田のゆかりの姫なの……だから、ここでは人質だったの……。」
百合子は、言葉を失った。
「幸村と信玄、義元は、この二人を守っておけ。」
「なんで俺ですか?」
「まあ、幸。天女が二人もいるんだからいいじゃないか。」
「そうだよ〜幸助。」
「義元様、幸助で俺が佐助です。」
戦というのに呑気な春日山城の武将たち。
信長様、秀吉さん、光秀さん、家康、政宗、三成くん、そして奏耶さん……
ごめんなさい……