第36章 ニ 未来の話〜義元〜
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「ふーん。歴史ではそうなってるんだ。俺、戦なんか興味ないからそれって多分、俺の家臣が勝手にしたものだと思うよ。」
と義元さんが言った。
まあ、この人を何かに例えるとしたら……
未来のボーカロイドの鏡音リンが歌っている『悪ノ娘』と同じような人物だった気がする……
『パンがないならお菓子を食べればいいじゃないの』
みたいな……
ここの時代だったら
『米がないならお菓子を食べればいいじゃないの。』
だね……
「だから、生きていらっしゃるんですか?」
「そういうことになるでしょ。」
と義元さんは、扇を開き口元を隠す。
「さてと、じゃあ何か弾いてよ。未来の音姫。」
「なんかそう言われると、初音ミクみたいなので普通に『咲良』と呼んでいただくと嬉しいです。」
義元さんは、わかった、というと