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【イケメン戦国】〜音姫〜
第33章 ホ長調 攫われの音姫
「幸村はこんなには慣れてないんだね。どうでもいいから行くよ。」
と口笛を鳴らすと馬がやってきた。
義元さんは私を前に座らせると、私を逃さないように腰に腕を巻く。
「はいやー!」
馬は、駆け始めた。
「……!!」
私は、春日山城の人質となってしまった。
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