第32章 ニ長調 琴対決
……家康とか光秀さんの心を読んだら面白うそうな。
私は一人クスクス笑っていた。
「ここよ。」
着いたのは、奏耶さんの部屋。
ーシュッ
「!?みんな!?」
「よ!咲良!」
「咲良様、こんにちは。」
「奏耶が琴対決するらしいから来たんだ。」
「私、琴は弾けないから今日は見学です。」
「暇だから来ただけ。」
「面白いものを見せてくれよ。」
「ククク。面白くなって来たものだ。」
政宗、三成くん、秀吉さん、純音さん、家康、信長様、光秀さん……全員が奏耶さんの部屋に来ていた。
ちょっと待って!?
どんだけ広いのよ!?