第27章 嬰弍点二 一時休憩〜謙信〜
「くはー。おいしい♬」
私の心は、ドとミとソのサンバだ。
「咲良様、いい食べっぷりですね。」
とうどん屋の店主がいう。
おや、もう私のことを知ってるの?
「ここのうどん大好きになったので、また今度寄らせていただきますね。」
「ありがとうございます、咲良様。」
さてと、残りの汁を飲もう。
とその時私の視線の端にあるテーブルで見たことある姿があった。
私は、そっちに向かい。
「佐助くん?」
「ん?あ、咲良さん。久しぶり。」
「ああ。あの女か。」
そして、謙信様がいた。
「謙信様……。」
私は、警戒すると
「咲良さん大丈夫。もし、安土で刀を使おうとしたら梅は渡さないと約束したから。」
と佐助くんが無表情で言う。