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身分違いの恋【R18】

第5章 決意


牡丹は寂しさのあまり、アルクの部屋に入りベッドに身を任せていた。当然だがアレクの匂いがして落ち着く。しかし、目には涙を浮かばせていた。

自分との約束より、やっぱり婚約者の方が大切と言うことに胸を痛めていた。













「アレク様…」

ガチャ














突然、入り口の扉が開く。暗い部屋に月明かりが差し込む。

身長、髪型、体型

シルエットでしか見えないが、それはアレクだとすぐに直感した。














「え、牡丹何してんの。」

「ち、がいます!!」














牡丹はベッドから飛び起き、部屋から出ようとしたが、腕を捕まれてしまう。振り払おうとした途端、動きを封じられる。

唇が気持ちいい。

アレクはトロンとした牡丹をお姫様抱っこしベッドに降ろす。
何度も何度も軽いキスを繰り返す。

牡丹は物欲しそうに舌を出すとアレクは吸い付き、ぺちゃぺちゃと音が響く。
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