第1章 出逢い
その声を聞いた男たちは、
「くっそ!おい!行くぞ!」
そう言って走り去って行った。
怜「た、助かった…?」
美「そう、みたい」
何がなんだか分からず、その場に座っていると、また声がした。
?「大丈夫だった?!」
美「えっ?」
男の声だったためか、美鈴はまた警戒して、私の前に立った。
美「あなたたち誰?!」
明らかに怒ってる。
?「あー、ごめん。俺たち見た目こんなだからね。不審がられても文句は言えねぇーよな」
?「まぁなー、けど、別に俺らはさっきの奴らとは無関係だぜ?」
私は美鈴と顔を見合わせる。