第23章 友情に嫉妬
智「ダイジョブか?ニノ」
楽屋に戻って
おじさんはコーヒーを煎れてくれた
そのコーヒーを飲みながら
モヤモヤの原因を考える
智「…そんなに連絡先交換すんのやだったんか?」
二「…そうじゃない」
智「じゃあ そのために頑張った相葉ちゃんが気に入らない?」
二「そんなことない 相葉さんは私と番組のために頑張ったんです」
日課のゲームもログインする気になれず
ソファに座ってる私の隣に
コーヒーを持って ストンと座るおじさん
ズズッとコーヒーを啜って
智「おいらの勝手な想像だけど 聞いてくれるか?」
二「いいですよ 聞きましょう」
智「(笑) …ニノはさ 相葉ちゃんが好き?」
二「好きですよ」
智「だよな …おいらと翔くんとはまたちょっと違うかもしれないけど」
確かに 相葉さんはみんなとは別枠
でも それが恋愛感情なのか
私にもわからない
智「相葉ちゃんに話してみれば? そこから何かわかるかもしんねーだろ」
私のこころを察したかのように
ふにゃんと微笑んで 私を見る
智「おいらたちもいたほうがいい?」
ニ「…大丈夫 です 自分で話してみます」
私の頭をポンポンと撫でて
智「思ったまま言うんだぞ? 素直に言わないと相葉ちゃんには伝わんねーからな?」