第22章 2人のリップクリーム
長「失礼します! 本日はよろしくお願いします!」
ドアがノックされたと思ったら
間髪入れずにそのまま開いて
ニ「よろしくお願いしまーす」
翔「よろしく あれ?髪随分短くしたんだね」
長「えへへーそうなんですよー(笑)」
この辺は社交辞令だから大丈夫
しっかし
ホントにカルピスが似合うなぁ(笑)
翔「アンケート書いてくれた?」
長「はい 大丈夫ですよー」
翔「ありがとね」
長「いえいえ では本番よろしくですー」
ペコリと頭を下げて 出ていく
智「何しに来た?」
潤「いやいや 挨拶でしょうよ(笑)」
最近読んでるクルーザー雑誌
パラパラと捲って
不機嫌極まりない
今日の帰りは
智くんの好きなケーキ買って帰ろう
翔「あれ リップがない」
ポーチの中を探すけど
リップが見つからなくて
ニ「そんな女子力高いのたくさん持ち歩いてるから」
相「ホントだよ 松潤でもマイコースターなんて持ち歩かないのに」
翔「そこは別にいーじゃん 俺の仕事は紙書類が多いから必要なんだよ」
潤「何だっけそれ 珪藻土?俺も気になってんだよね ほらパソコンも水はヤバいから」
翔「松潤にも今度買ってくるよ ってリップだよ あれ マジで無いな」