第2章 智.翔の夜会
翔「小瀧の回、観たの?」
刺身も(ほとんど俺が)たいらげて
いい具合にアルコールも入った頃
タイミングをみて 聞いてみる
智「…うん」
翔「小瀧と結婚したいって言ったから拗ねたの?」
智「のんが出る前に櫻井くんに料理作って出すんですけと何が好きですか?って聞かれてて。番組の流れとかはわかってはいたんだけど、やっぱやだった」
翔「そうだよね そこはごめん」
智「うん」
今日のこの豪華な食卓は そのせいか
まったくホントにこの人は
どれだけ可愛いんだろう
翔「あとは?」
智「…翔くんドFって言ってた」
きゃりーちゃんの回?
そこ!?
翔「俺普通でしょう」
智「ド変態だよ オトコのおいら抱いてんたぜ?」
翔「抱いちゃ駄目なの?」
智「駄目じゃないけど 変態だろ」
少し俯いて 口を尖らせる
その仕草が
またたまらなく可愛い
翔「…オトコを抱いてんじゃないよ 智くんを抱きたいから抱くんだよ?」
智「だからおいらオトコだって」
翔「オトコでもオンナでも、智くん以外は抱く気は更々ないけと?」
顎に手をかけて 上を向かせる
少し潤み始まった瞳は
いとしい と思うと同時に
俺の下半身に熱を溜めさせる
翔「あなたがいとしくてたまらないから…たまらなくなるから抱くの それじゃいけない…?」