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クズな姉弟はいかがですか?

第1章 松野姫松、七つ子の長女。


東京都赤塚区。その中にある小さな古民家では、7人の男女がぐうたらと過ごしていた。

姫松「あー…」

7人「暇すぎ…」

姫「何か面白いことないわけ?」
おそ松「んな事言っても俺達ニートだし」
カラ松「働かない事に誇りを持って生きているからな」
チョロ松「いやそれはまずいって!働こうとする意欲を見せようよ!」
一松「うるさいよ自意識ライジングチェリー松兄さん…」
十四松「あははは!やきうやきう!」
トド松「へぇー、隣町に新しいカフェできたんだねー!姫松姉さん行かない?」
姫「やる気が出たらー」
チ「ちょっと、みんなぐうたらし過ぎじゃない?ハロワとか行こうよ…」
お「そういうのいいよシコ松。つかそんな事言いながら自分もぐうたらしてるじゃん?」
チ「…だって実際やる事ないし」
カ「よし。」

カラ松がずっと立ち上がるのを、他の6人が見上げる。

カ「俺はカラ松girlを迎えにいくとしよう…」
ト「ほんといったいよねぇー!カラ松girlなんていないから!そろそろ身の程を弁えなって!」
カ「えっ…」
姫「というか取り敢えずそのクソタンクトップと革ジャンとサングラス、あとキラッキラのズボンも脱いでった方がいいね。」
カ「全裸…」
一「黙れクソ松」
十「カラ松兄さん…別のものを着ていけって意味だよ…」
お「待って怖いんだけど!突然何なの十四松!」
チ「十四松が真面目な事言うと焦るから!ほんとやめて!」
姫「流石だ私の相棒〜!愛してるぜマイリトルブラザ〜!」
ト「ちょ、カラ松兄さんみたいになっちゃってるから!」

十四松を撫でる姫松にストップをかけるトド松。

姫「じゃあいっそみんなでどっか行くー?」
お「どっかってどこ行くのよ?」
十「やきう!」
ト「はーい、カラオケ行きたい!」
チ「このメンツで?!」
一「路地裏…」
カ「俺はわがままな天使達に悪戯なキs姫「いいね、釣り!多く釣れた人が勝ちで賭けよう!」

その時、居間の襖が開く。

母「ニート達!梨剥いたけど食べる?お隣さんから沢山いただいたのよ。」
7人「梨…!」

カ(梨、それは魅惑のフルーツ…剥いて切るだけで最強の七つ子を手の内に出来るとも言われている…)
ト(渡せばもうそこは戦場…終わる頃には死人が出ていることもある…)
カ(そう、それはあの2人、長男と長女による犯行…これに生き残るには…)

7人(戦争だッ!)
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