爆乳政治!! 美少女グラビアイドル総理の瀬戸内海戦記☆西海篇
第7章 山口 最期の日
「日本連邦」の成立に伴い、九州鎮台は使命を終えた。今後は、連邦軍と各県の警察組織への改組が予定されるが、軍閥の既得権益も依然として根強く、一寸先は闇である。十三宮聖は死亡説もあるが、須崎優和はしぶとく生き延び、北東京の禍津日原(まがつひはら)クレーターに建立された教会堂において、「東アジア地中海戦争」などと総称される、永きに及んだ日本列島の修羅地獄…その犠牲者を慰霊した。十三宮仁(死亡説あり)が振り向くと、そこに居たのは、救世旅団の指導者(Master)と酷似した、記憶喪失の修道女(Sister)であった。そして季節は共和元年4月、八重桜が広がる入学式の春。禍津日原第四学校で、新任教諭の泰邦清子(やすくに きよこ)が教壇に出御(しゅつぎょ)。クラスで最初に自己紹介した学生の名前は、「滝山未来(たきやま みき)」。歴史は紡がれ続ける、あなたの日々へ続く物語として…。