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爆乳政治!! 美少女グラビアイドル総理の瀬戸内海戦記☆西海篇

第6章 渦 ―船上―


 屋代島陥落後、日本国教会神官の十三宮聖(とさみや ひじり)は、予(かね)てよりの盟友である須崎優和に、和平工作の大任を命じた。

 十三宮家は、津軽安東(あんどう)氏の末裔と言われ、神話的な歴史を伝承し、東方教会などの影響を受けながら日本列島に潜伏した、異端的な隠れキリシタンの一族である。現在は雲母日女(きらひめ)を戴く東京国府に臣従し、伊豆半島などを勢力圏にしている。

 私達はまず、静岡清水港から瀬戸内海を経て、伊予松山に向かう。十三宮聖は、今回の渡航計画に万全を期するため、とある「武装修道会」に協力を依頼し、家所花蓮(いえどこ カレン)という若き女騎士を護衛に招いていたが、須崎司祭はこの人物の主に関して、少なからず思う所があるようだ。

 この後、私達は松山で赤十字博愛社に迎えられ、次いで畿内軍と共に神戸へと上陸する予定になっているが、既に数多の思惑が渦巻く航路において、一寸先は闇、四方は魔に満ちている。そして、船長室には…。
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