第4章 夏は......
そしてイトナくん騒動が終わって暑くなってきた時期。
カルマと私と杉野くんと渚くんで本校舎を歩いていた。
渚「暑くなってきたね?」
貴方「暑いよね。」
第1ボタンを外す。
夏だからね。ほぼね。
業「周りのやつの視線が気になるんだけど?」
貴方「そう?カルマの気のせいじゃない?」
杉野「ま、美雨は巨乳だし第1ボタンは外すなよ。カルマが妬くぞ。」
貴方「え?私なんかでなんで?」
業「当たり前じゃん。美雨は、可愛いんだから。他の男が変な目で見てくるのに腹が立つんだけど。」
貴方「私は、可愛くないよ。可愛いのは、有希子ちゃんとかカエデとかだよ。他にも桃花ちゃんとか、陽奈乃ちゃんだよ。いっぱいいるじゃん。」
業「可愛いって、自覚してよ。」
杉野「まぁいいや。久しぶりに外で遊ばね?」
渚「いいよ。なにしよっか。」
業「じゃあ釣りとかどう?」
渚「いいね。今の季節は、なにが釣れるの?」
業「夏は、ヤンキーが旬なんだ。渚くんと美雨を囮にカツアゲを釣って逆にお金を巻き上げよう。」
貴方「私を囮にしないでよ。」
なんて言って歩いていたら杉野くんが足を止めた。
そこには、野球場があった。
貴方「そういえば前の部活って野球部だったよね。杉野くん。」
杉野「おう。」
するとメンバーが杉野くんを見つけたからこっちへ来た。
仲良さそうに見えて悪いみたい。
そこにいる、進藤くんは特に。
杉野くんは、顔を上げられない。
貴方「杉野くん。」
私は、優しく杉野くんの手を握った。
貴方「私は、E組に行くのは、弱くなってしまったから強くなるためにいくところだって思ってる。素敵だって思ってるよ。E組でも運動音痴じゃないでしょ?」
杉野「美雨。」
すると野球部がいきなり騒ぎだした。
野球部の人「この子って川神美雨だろ?モデルで女優が将来の!」
野球部の人「マジかよ!杉野ズリィ!美雨に手を握ってもらって!」
私は、後ずさる。
私が居たのが逆効果だったみたいだ。
すると私の前にカルマが出てきた。
業「あのさぁ。美雨が困ってるじゃん。分かんないの?」
貴方「カルマ。」
そして球技大会で力の差を見せつけてやると言ってきた。
私は、少しイラっときたが顔にも口にも出さなかった。