• テキストサイズ

順番

第1章 出会い





同窓会から数日後・・・


仕事終りにスマホを見たらLINEが来てた



すばる・・・




“週末、飲みに行かん?”



あたしは、迷わず断わった



“ごめん。旦那いてるから”






でも、送ってちょっと後悔した




すばるの唇・・・



あの時、もっとって思った自分が怖かった






行ったらあかん。





うん。





行ったらあかん・・・








それから数週間後・・・



友達と久々夜飲みに出た






居酒屋に行って、途中お手洗いにあたしは立った





済ませて席に戻る途中の曲がり角・・・






ぶつかってしまった




あたしは、反動でしりもちをついてしまった





「すんません。だいじょう・・・あ。」


『いったぁー・・・え?すばる・・・』


すばる「すまん。あ、あー・・・」


『うん。いける。じゃー・・・』


すばる「一緒に飲まん?ツレも一緒やけど」


『いや・・・いいよ・・・』


すばる「あ。ヤス・・・」


ヤス「んー?友達?」


すばる「おん。同級生やねん。」


ヤス「そうなん?一緒に飲む?」


『でも・・・』


ヤス「ええやん。」


『じゃーちょっとだけ・・・』




そのまますばる達の席に友達を連れて行った






何を喋るわけでもなく・・・



ヤスというすばるの友達は、あたしの友達の隣に座って

合コン状態・・・




すばる「この前、すまんかったな。」


『うん・・・』


すばる「・・・」



すばるの手は、そっとあたしの手へ・・・



あたしは、ハッとしてすばるの顔を見たけど

すばるは、ただまっすぐ前を見てた







しばらくして、友達とヤスは、2件目へ




あたしとすばるは、店の前で立ち尽くしてた







すばる「タクシー捕まえよか・・・。」


『うん・・・』





すばるは、あたしの手を握った




あたしも、それに答えるように・・・



握り返してた






これが禁断の扉を開けた瞬間やったんやなって



後から思うことになるとは、想像してへんかった






/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp