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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第3章 ありがとう>おめでとう


「んじゃまあ、改めて岩泉誕生日おめでとー。これ、俺らからのプレゼントな。」


 そう言って花巻くんに背中を押され、岩ちゃんの前に立たされた。


「…えっと、その、」
「悪いな。無理矢理こいつ等に連れて来られたんだろ?」
「全然無理矢理とかじゃないよ!いや、その、岩ちゃんが誕生日って今さっき聞かされて、私達何も準備してなくて…えっと、その…岩ちゃん生まれて来てくれてありがとう!」


 力一杯そう叫ぶと、花巻くんにそこはお誕生日おめでとうじゃえねーの?と指摘された。…確かに!お誕生日おめでとうよりも先に生まれてきてくれてありがとう、なんて可笑しいよね…!


「まあ、そこが郁ちゃんのいい所だよね?ね、岩ちゃん。」
「クソ川は黙ってろ。」


 恥ずかしさといたたまれない気持ちのせいで一気に顔に熱が集中する。岩ちゃんにじっと見られ、緊張感は最高潮。


「永野がそう思ってくれてスゲー嬉しい。」


 優しい笑顔のオプション付きでそんな事を言われて落ちない女の子が何処にいるか。いつも岩ちゃんは私の馬鹿な発言や行動を笑わず受け入れてくれる。


「いい雰囲気の所悪いんだけど、私達もお祝いに来たんですけど!」
「狩屋達もありがとな。」

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