• テキストサイズ

【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第3章 ありがとう>おめでとう


「やっほー郁ちゃん。」


 学校が終わり、ちーちゃんと今日はどうしようかと話していると校門に及川くんがいた。名前を呼ばれ、私は及川くんの元に走った。


「え?あれ?及川くん、どうしたの?部活は?」
「今日は月曜だからオフなんだ。あ、ごめんね。今日は俺一人なんだ。岩ちゃん連れてこなくてごめんね。」
「いや…!なんで謝るの!?」
「だって郁ちゃん残念そうな顔してたから。」


 確かに及川くんがいるなら岩ちゃんも一緒なのかな?とは思ったけど、別に及川くんだけだったから残念みたいな顔したつもりは無いんだけど、私そんな顔してたの!?


「及川くん、ちーっす。」
「千恵ちゃん今日も可愛いね。みのりんと真希ちゃんは一緒じゃないんだ?」
「みのりん日直だから日誌出しに行ってる。マッキーはその付き添い。もうすぐ出てくるんじゃない?」


 そう話してる間もすれ違う人達は皆及川くんを見ていた。やっぱり及川くんはどこにいても目立つなー。


「あれ!?なんで徹がいんの!?」


 日誌を出し終えたみのりんが及川くんの姿を見つけるなり嬉しそうにこっちに走って来た。後ろを歩くマッキーは及川くんを見るなり凄く嫌そうな顔。ほんと、みのりんとマッキーは色々正反対だよなー。


「ねえ、今からカラオケ行かない?」
「行く行く!」
「行かない。」
「マッキー、ノリ悪い!いいじゃん!行こうよ!こないだ行けなかったしリベンジ!」
「もうマッキーは先に行ってるからさ。あ、マッキーってうちのマッキーね。」
「花ちゃんと及川くん二人って珍しいね。後の二人は?」
「そのうち来るよ。」
「ねえ、どこのカラオケ?」
「駅前の最近出来た、」
「行く。」


 なんだかんだ言ってもみのりんが言えばマッキーは付いてきてくれるんだろうなとは思ってたけど、自分から行くと言い出したから正直ちょっとビックリした。


/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp