第1章 これからも大好きな人
ある日の朝 、私は楽譜を持って部屋を出てレッスン室に向かう。
『ガチャ』
扉を開けると、そこにはもうST☆RISHのメンバー全員が揃っていた。
「おっ、おはよ〜!七海っ!」
そう一番に挨拶してきたのは、一十木くん 。
「おはよ、七海。」
次に挨拶してきたのは、聖川さん。
「あっ、春ちゃん!おはようございます。」
聖川さんに続いて挨拶してきたのは四ノ宮さん。
「はよ、七海っ。」
四ノ宮さんに続いて翔くん。
「おはよ、仔羊ちゃん。今日も相変わらず可愛いね。」
四ノ宮さんに続いて神宮寺さん。
あれ…?一ノ瀬さんは…?
不思議に思ったが、とりあえず皆に挨拶しようと思い、
「皆さんおはようございます!」
まとめて皆に挨拶しようとしたが一ノ瀬さんの姿が見当たらない。
気になるので、近くに居た一十木くんに尋ねる。
「あの、一十木くん!一ノ瀬さんは?」
「それがさ、俺も朝から見てないんだよね…。
でも俺の憶測だと散歩に行ったんじゃないかなって思うんだ」
「散歩…ですか? 私 探してきます!」
そう告げて、レッスン室を後にした。