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転校少女と…
第3章 『転校少女と転校初日』
『(神宮寺くん……)』
と、私は彼に
自分のノートを
素早く渡した。
「っ!……えっと、
2分の±√17です…?」
「はい正解、
席ついていいぞ〜」
「(ホッ…)」
なんとか危機は
奪還できたようだ。
その後ろで、
そんな私たちのやり取り
をよく思わない視線が
向けられていることに、
この時の私は
気づいていない……
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