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【ハイキュー】君じゃなきゃダメな理由【月島目線】

第12章 熱の違い


新しいマネージャーが入部してきて

由佳はとても嬉しそうにしていた。

その子は谷地 仁花という子だ。

いつもビクビクしていて

由佳と清水先輩にもおどおどしているが

由佳は気にも留めず、うんうんと唸りながら

あだ名を考えている。

それに対して

わざわざあだ名を考えていただくなんて勿体ないです!罰が当たります!!

なんて騒いでいる。

そして、休憩中に座っている僕の方を何故かチラチラ見ている。

僕にはあまり関係ない子だけケド、流石にそれは気になる。

未だに唸っている由佳から離れて

こちらにその子が寄って来た。

僕はそれに対して知らん顔していると

「どうしたの?ツッキーに用があるのかな?」

と、山口が助け船を出している。

それにもオドオドしながら、小さな声で

「あの…由佳ちゃんと…その…月島君は…その…お付き合いされてますか…?違ったらごめんなさい!!」

え…?なんでわかったんだろう?!

それらしい事なんて見せていなかったはずなのに…。

でも聞かれたら答えるって由佳とも約束しているし。

「そうだケド?だったら何?由佳から聞いたの?」

「あ、違います!えっと…その付き合ってたら、お似合いだなって…思って…あっ!失礼シャチ!!」

失礼シャチ??何語なんだろうか…。

山口に僕達何か分かるような特別な事してたか聞いたけど

山口も分からなかったらしく

「すごい感のいい子だね、谷地さんって…」

「まぁ、別に隠してるわけじゃないからいいケド。田中さん達が煩そうな位だから言ってないだけだし…」

本当は不安だった。

部内にバレて、由佳が嫌な顔したり

嫌がられたりしたらどうしようかと…。

それで別れることになったら…。

嫌な事というのは良くも悪くも

パッパッと思い浮かぶもので
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