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私にとっての自由の翼【進撃の巨人】
第9章 通じ合う
その夜はずっと寝れなかった。
刻一刻と壁外調査への時間が近づいてくる。
それと同時にエルヴィンさんとの別れが近づく。
もちろん生きて帰ってくる保証はない。
だからこそ壁外調査に行く前の日はとても大切なのに。
教えてくれなかったことに辛く感じる。
それに、やはり自分に腹が立つ。
昔からそうだ………
私はいつもどんなときでも自分で腹が立つと人に当たってしまう。
空が明るくなってくるとともに気持ちは下がる。しかし、
涙は途切れることがなかった。
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