第6章 変人たち
『さっきもいったけどお人形さんみたいだし、胸も大きいし!!』
『っひゃ、』
そう言うと私の胸をむんずとつかみ寄せたり動かしてくる。あまりにも衝撃的………というか予想外のことをされ変な声が出る。女の人からのセクハラとか初めてされたぁ………
ミケさんは私たちを見るが、目のやり場がないのかそっぽを向いてくれた。
『なあ??ミケ、そう思うだろう???』
ハンジさん、なんという質問を。ミケさん可哀想じゃ………
『い、いや、そ、それは、』
『あーれぇー??ミケ顔真っ赤だよー???どうしたのかなぁーー???』
『い、いい加減離れた方がいいぞ………』
ミケさんは私とハンジさんを離してくれた………助かった…………
『いつまでもそんなことしてたらその子からセクハラで訴えられるぞ』
『んんー??それを言うならミケの方じゃないか!いつまでアンの肩を抱いているんだよー!』
ミケさんはハッとして慌てて肩から手を離す。
『す、すまん…………』
『っふふ、』
私は2人のやり取りがあまりにもコントのようで思わずふきだしてしまう。
『……………!!』
2人は顔を見合わせる。
『………やっと、笑顔が見れた。』