第2章 決断
『ねえ、エルヴィンってどんなものもってるんだい?』
『さぞかし気持ちいいんだろうねぇ〜』
『身長高いし顔は整っているし……ほんと羨ましいわ』
ねえさんたちはいつもエルヴィンさんを見かける度に私にそう、いってくる。
また、私を指名してきた時にも
『今日は私にしないかい?』
『こんな子より私みたいな経験豊富な女の方がいいんじゃないかい?』
などとどっと押しよせる。無理もない………。
だけど、いつも
『申し訳ないが、この子がいいんだ、また今度。』
と、にこ、とわらうだけ。
二人で部屋に向かっている時は決まって後ろからひそひそ話で
『ロリコンなんじゃないか……?』
『あんな小さい胸のどこがいいんだか……』
と聞こえてきては私はむす、と膨れエルヴィンさんはこらえ切れないように笑う。でも、私はすごく楽しかった。