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文スト夢倉庫

第8章 新旧双黒/そうだ、街コンへ行こう



私「下がる…? むしろ上がるけど。はね上がるけど好感度」
中「お前マジどんな思考回路してんだよ」
私「だいたい、正義の味方とかマフィアの幹部とか、そんな名前に意味なんてないでしょ?」
中「は…?」

私「正義の味方だろーが、マフィアの幹部だろーが、その辺の一般市民だろーが関係ないよ。私にとってはガラの悪い連中を倒してくれて、しかもいらないって言ってんのにわざわざ家まで送ってくれる優しい人だよ」


そう言ったら
中也さんはえらくきょとんとした顔をした。
どうやら想定外の答えだったらしい。



中「お前は…ほんっっっとに変わった奴だな」
私「何で強調してんの腹立つ」
中「無自覚かよ…ったく…」


おもむろに帽子を取り、私に無理矢理それを被せた。
前が急に真っ暗になってもがいてたら、唇に柔らかくて暖かいものが触れた。
視覚を奪われていた為確証はないが、この感触はきっとアレだ。2文字のやつだ。
それが分かった途端、急に顔が熱くなって。
そしたら急に視界がクリアになって。
中也さんの顔が間近にあって。
思考回路がショート寸前で。


中「……おい聖子
その顔、他の男の前ですんなよ?」


なんて、拗ねたような顔で云うのです。

殺す気か。私を萌え殺す気かこの男は。

でも中也さんなら、萌え殺されてもいいかなんて思ってしまうくらい、既に貴方に心奪われていた。



おまけ↓



私「…さっきの。それが王様の命令なら聞いてやらん事もない」
中「何で上からなんだよ」
私「あ、そういえば、王様ゲームの命令は何を云おうとしたの?」
中「………別にもういいだろ、それは」
私「はぐらかすなんて…大丈夫だよ、私偏見とか無いから、むしろ愛は自由だと思ってるから、応援出来るタイプだから!!」
中「おい何の話だ」
私「え、太宰さんにあんなことやこんなことシようって命令じゃないの?」
中「だぁぁぁ!てめぇはなんでいつもそうなんだこの馬鹿!!!💢」



ー『聖子の連絡先を寄越せ』

なんて、このタイミングで恥ずかしくて云えるかよ。






おわり。



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