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文スト夢倉庫

第8章 新旧双黒/そうだ、街コンへ行こう



「ねぇそこの総受けわんこ」
敦「え、ボク? そううけわんこ??」


はっ…!つい言葉に出してしまった…!!
マズイ、友達の視線が刺さる。痛い。怖い。


太「ふふっ、敦くんはわんこじゃないよ? 夜には虎さんになっちゃうんだよー♪」
敦「ちょっ!? 太宰さんこんなところで言わないでくださいよ!!」


なん、だ、と…!!
夜には、って言ったな。言ったよな!?
こんな純朴そうに見えて夜には獰猛な虎になるだと…!!
しかも本人は否定していない…つまり事実!!
(この間1.23秒)


「ふ…、やるじゃない。今好感度がぐっと上がったわ」
敦「今のどこに好感度が上がるポイントがありましたか…?」


敦くんが?マークを頭の上に出している隣で
ひどく笑いを堪えている太宰さん。
太宰×敦ね…分かるわ。
はっ!でも夜には獰猛な虎になるって事は…太宰さん誘い受け!?
いや待って、今までの様子を見ると太宰さんが受けに回るなんて想像出来ない…!!



芥「ふん。何が虎だ。人虎など恐るるに足らず!」
敦「なんだと!? この間ボクに負けた癖に!!」
芥「くっ…、あんなものはマグレに過ぎぬ…次は無いと思え…!!」
中「お前らこんなとこでやめとけよ」


そ…そういう事か…!
太宰×敦と見せ掛けて実は敦×芥川だったのね…!!
しかもさっきの会話から察するに…
面白い、面白いじゃない…♪


「ふふ…読めたわ。完全にね…」
敦「何が!!?」


いいわ、この4人
妄想の宝庫…♪



太「ふふっ、面白いね聖子ちゃんって。私は好きだよ、キミみたいな面白い子♪」
「あら奇遇ですね。私も好きですよ、貴方のような(相手が誰であっても攻めに回りそうな素晴らしい)人♪」
太、私「「ふふふふふ……」」
中「なんだ…? なんか怖ぇんだけど」
敦「ボクもそう思います…」
太「じゃあ趣向を変えて王様ゲームでもしようか」
中「何でイキナリそうなるんだよ!!?」
「いいですね、この際数字で呼ぶやつじゃなくて王様が名指しで命令するやつにしましょ」
中「てめぇは何でそうやってハードル上げんだよ!!」


だって!私が王様引き当てればあんなことやこんなことが生で見れるじゃない!!!
っていうのは胸に秘めておこう。
却下される訳にはいなかい!
平然に。至って冷静になるのよ私。




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